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「旅行は高い」という思い込みが崩れた体験
去年の秋、伊豆の温泉旅館に泊まった。夕食・朝食付きの部屋で、露天風呂もついていた。2人で泊まって1人あたりの支払いは15,400円。
同じ旅館を予約する前に見ていた公式サイトの料金は29,800円(1人あたり)。半額以下で泊まれた理由は、いくつかのテクニックを組み合わせたからだ。旅行の費用を「節約」するというより「正しく探す」ことで同じ体験を安く実現できると気づいた話を書く。
テクニック1:予約サイトを比較する(当たり前だが徹底する)
まずの基本は複数の予約サイトを比較すること。楽天トラベル・じゃらん・一休・るるぶトラベル・Yahoo!トラベルは、同じ宿でも価格が異なることがある。
今回の伊豆の宿は、一休では32,000円、じゃらんでは24,600円、楽天トラベルでは22,800円だった(同じ部屋・同じ日程)。楽天トラベルで予約するだけで既に9,200円の差がついた。
それぞれのサイトにアカウントを持って、比較することを面倒がらないのが第一歩。ホテルの公式サイトもチェックする価値がある。公式の「ベストレート保証」を使えば、最安値を保証してくれる宿もある。
テクニック2:楽天トラベルのSPUとクーポンを活用する
楽天経済圏を使っている人には楽天トラベルが特に有利だ。楽天カード・楽天モバイル・楽天市場の利用状況によってポイント還元率(SPU)が積み上がる仕組みがあり、旅行代金の数%〜10%以上がポイントで戻ってくることがある。
今回の予約では楽天トラベルのクーポン(対象施設に使える500〜2,000円引き)も使えた。クーポンはアプリのトップやキャンペーンページで定期的に配布されている。「5のつく日」「お買い物マラソン期間中」などに予約するとポイント倍率が上がるので、旅行の予定が決まっていれば日程を合わせると効果的だ。
じゃらんも「じゃらんポイント」が貯まって使えるし、期間限定クーポンの配布がある。一休は「一休.comポイント」と「プレミアムサービス(月会費制)」がある。使うサービスを一本化してポイントを集中させる方が、分散して中途半端に貯めるより効果が高い。
テクニック3:ふるさと納税の旅行券を使う
これが今回最大の節約になった方法だ。
多くの自治体では、ふるさと納税の返礼品として地域の旅行券・宿泊券を用意している。「〇〇市 旅行券」などで検索するとヒットする。
僕が利用したのは静岡県伊豆の国市のふるさと納税。2万円の寄附に対して返礼品として8,000円分の旅行券が届いた(還元率40%)。ふるさと納税は寄附額から2,000円を引いた金額が所得税・住民税から控除されるので、実質2,000円の負担で8,000円の旅行券をもらえる計算だ。
楽天ふるさと納税から申し込めば、ふるさと納税自体にもポイントが付く。旅行券が届いたら楽天トラベルとは別に使える場合が多い(旅館への直接支払い・現地精算で使えるケースが中心)。
旅行先を先に決めて、その地域のふるさと納税返礼品に旅行券があるか調べる逆引きの方法が効果的だ。
テクニック4:平日と週末・繁閑を理解する
同じ宿でも、土曜日と平日では価格が2倍近く違うことがある。特に温泉地の旅館は週末・連休の価格が突出して高い。
今回の伊豆の宿を同じ部屋・直前の土曜日で調べ直したら1人あたり34,000円だった。水曜日に泊まった僕は22,800円だった。平日利用だけで1.5万円の差がある。
「土日に行くもの」という固定観念を外せる人には、平日旅行は絶大な威力がある。有給休暇を1日使って水木の旅行にするだけで、人混みも少なく価格も安い。旅行の質そのものも上がる。
テクニック5:直前予約と早期予約を使い分ける
「早めに予約した方が安い」は全てのケースで正しくない。
人気旅館・繁忙期(年末年始・GW・お盆)は早期予約が有利。早割プランは2〜3ヶ月前から出ており、「早期予約20%OFF」のような設定がある。
一方、平日や閑散期は直前割が有効なことがある。出発3〜7日前になっても空室がある宿は、値下げして埋めようとする。じゃらんの「直前割」フィルタで探すと、定価の30〜40%引きのプランが見つかることがある。
スケジュールに柔軟性がある人は直前割を狙い、特定の旅館・特定の日程に行きたい場合は早期予約を使う。この使い分けが大事だ。
テクニック6:連泊割を活用する
2泊以上の連泊をすると、1泊あたりの料金が下がる「連泊割」を設定している宿は多い。1泊22,800円の宿が2泊で40,000円(1泊換算20,000円)になるような設定だ。
交通費と宿泊費を合計したコスト計算でも、2泊にすると往復交通費を2日間でシェアできる分、1泊換算の総コストが下がる。「短時間で多くの場所を回る旅行」より「1箇所をゆっくり楽しむ旅行」の方がコスト効率がいいことが多い。
テクニック7:会員ステータスを育てる
楽天トラベルや一休には会員ランクがある。じゃらんは「じゃらん会員ランク」で特典が変わる。
一休の「プレミアムサービス(月額980円)」は、会員限定の最大5%割引プランへのアクセス、無料キャンセルプランの優先表示などの特典がある。年間2〜3回以上宿泊するなら元が取れる計算だ。
今回の伊豆旅行の最終的な支払いは、楽天トラベル22,800円からクーポン1,000円引きの21,800円。ふるさと納税旅行券8,000円充当で実質13,800円。楽天ポイント還元(約7%)で1,400ポイント付与。実質支払いは1人あたり12,400円。公式サイト定価29,800円との差額は17,400円だった。
全てのテクニックを使えばいつでも半額になるわけではない。でも「比較する・クーポンを探す・平日を選ぶ・ふるさと納税を事前に使う」の4点だけでも、同じ旅行体験のコストを大幅に下げることができる。
