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温泉旅行にハマった理由と、「予約できない」という壁
温泉旅行を本格的に楽しむようになったのは30代になってから。20代は「旅行=観光地を回る」だったのが、今は「旅行=温泉に入ってぼーっとする」に変わった。
ところが温泉旅行を続けていくと、「行きたい宿に泊まれない」という問題に直面する。箱根の某旅館は3ヶ月先まで予約が埋まっている。草津の人気宿は週末の予約が2ヶ月前でも「残りわずか」になっている。「温泉旅行がしたい」という気持ちはあるが「どの宿にどう予約するか」のノウハウがなければ空振りが続く。
数年間の失敗と成功の経験から、人気旅館に泊まるための予約術をまとめる。
温泉地ごとのベストシーズン
まず「いつ行くか」の整理から。温泉地によってベストシーズンが異なる。
箱根(神奈川)は通年人気だが、特に紅葉シーズン(10月下旬〜11月)と春(3月下旬〜4月)は予約が埋まりやすい。梅雨時(6月)は比較的空いていて、宿によっては直前でも予約が取れる。山の霧と温泉の組み合わせは梅雨も悪くない。
草津(群馬)は冬(12月〜2月)が最人気。雪の中の温泉というシチュエーションへの需要が高い。逆に夏(7〜8月)は比較的予約が取りやすく、標高1,100mの高地なので避暑地としても機能する。
別府(大分)は九州の温泉地の中でも特にアクセスが良い(大分空港から車で40分程度)。年間を通じて需要があるが、大型連休と年末年始を外せば比較的予約は取りやすい。「地獄めぐり」など観光も充実している。
早期予約と直前割、どちらが安いか
温泉旅館の価格は「早ければ安い」とは限らない。使い分けの基準がある。
早期予約が有利なケース。人気旅館・繁忙期(年末年始・GW・お盆・紅葉シーズン)に行きたい場合は3〜6ヶ月前から動く必要がある。特に「部屋食・露天風呂付き客室」の高グレード室は枠が少ないため、出ると即埋まる。楽天トラベルの「スーパーSALE」期間(3月・6月・9月・12月)に早割プランが出ることがあるので狙い目だ。
直前割が有利なケース。平日・閑散期は1週間前〜3日前になると急に割引プランが出ることがある。「平日残り室あり」のプランは、特に木曜・金曜の1泊だと40〜50%引きになることも珍しくない。じゃらんの「直前割」フィルタで絞り込むと見つけやすい。一休の「今夜限り」コーナーも活用した。
直前割の弱点は「希望の宿・希望の部屋が必ず取れるとは限らない」点。「とにかく安く温泉旅行したい」なら直前割、「この宿に行きたい」なら早期予約、という使い分けが基本だ。
GoTo後の価格相場
2020〜2021年のGoToトラベル停止後、温泉旅館の価格は一度大きく下がり、その後徐々に回復して現在は「コロナ前より高い」という旅館も多い。
特に箱根の人気旅館は1人あたり3〜5万円台が中心になっている。「昔は2万円台で泊まれた宿が今は4万円」という声をよく聞く。円安の影響で外国人観光客が増えていることも価格上昇の一因だ。
そのため「コスパがいい温泉旅行」を実現するには、①平日・閑散期の利用、②ふるさと納税の旅行券活用、③素泊まりまたは朝食のみプランの検討(夕食を地元の食堂で食べる)、などの組み合わせが現実的になってきた。
人気旅館の予約を取るための具体的な方法
実際に何度か「取れた」経験から、有効だったアプローチを整理する。
一つ目は「平日の1〜2泊を狙う」。土曜日の予約が難しい旅館でも、火曜・水曜の1泊は取れることが多い。有給を1日取れるなら水木1泊の旅行は特に有効だ。
二つ目は「3ヶ月前の発売日を狙う」。旅館によっては「3ヶ月先までの予約を月初に開放する」というシステムを取っているところがある。開放日の朝に予約サイトを確認すると、週末の枠でも取れることがある。お気に入りの宿の「空室カレンダー」を定期的にチェックする習慣をつける。
三つ目は「旅館の直予約」。予約サイト経由ではなく、電話または旅館の公式サイトから直接予約すると「ベストレート保証」として最安値が保証されていたり、サービスが加わることがある。常連になれば「キャンセルが出たときに連絡します」という形で優先的に案内してもらえることもある。
一人旅OKの宿を探すコツ
温泉旅行の難点の一つが「一人旅に対応していない旅館が多い」ことだ。特に夕食付きの旅館は「2名以上」という制限を設けているところが多い。
一人旅対応の旅館を探す方法は2つある。楽天トラベルの「1名利用」フィルタで絞り込む方法と、「一人旅 温泉 箱根(または草津・別府)」でGoogle検索して一人旅専門の特集ページを探す方法だ。
一人旅OKの旅館は意外に多い。露天風呂付き客室は「部屋でゆっくりしたい」需要があるため、一人でも泊まれる設定の宿が増えている。1人あたりの料金は割高になるが、それを承知の上で「一人のんびり温泉」という体験の価値をどう評価するかだ。
個人的には年に2〜3回、一人で温泉旅行をするようになった。「何もしない」を意図的に作る時間として、温泉旅行以上に有効なものを僕はまだ見つけていない。予約の技術と心地よい宿の見つけ方を少しずつ覚えていくと、旅行そのものへの満足度が上がる。
